初春歌舞伎公演「通し狂言 南総里見八犬伝」感想

初春歌舞伎公演「通し狂言 南総里見八犬伝」に行ってきました!
お正月らしく、お着物姿いつもより多め! 一気に場が華やぐので素敵です。
一緒に行った友人と着物着たいよねー。。。絶対いいよねー。
と毎回言っているのですが、二人とも超面倒くさがり。。。
言ってるだけー。。絶対着ないと思う。

華やかな演目で、アクションあり、お涙ちょうだいシーンはあり、笑いあり、見得を切るシーンもたくさん。
というコユキキミ的には大満足でした! よかったー。。

役者さんが観客席に向かってお年玉を投げたりします。たのしー。。
昔の庶民の楽しみってこういう感じだったんだろうなあ。
という気分になりました。昔はもっと演目が長くて一日中お芝居を楽しんでいたんですよね。
(プログラムを読むと、カットされているシーンがたくさんありました。。。)

萬太郎さん、亀三郎さん、亀寿さん、といった役者さんがすてきでした。とくに亀寿さん声がいいんですよー。。
前半は梅枝さんがすべてもっていっちゃったって感じでした。。この人の女形は色っぽいです。。素敵。。
後半の時蔵さんとの親子共演もよかった。。
それにしても時蔵さん。ポスターでは白拍子の扮装でしたが、舞台では京劇風のふりふりの衣装でした。
白拍子のほうがきりっとして素敵でしたが、ストーリー的には京劇ほうが展開的に便利な気も。。。

解説にも書いてありましたが、この「通し狂言 南総里見八犬伝」は
「聖痕(ステイグマ)としての痣と霊玉を持つ八人の少年(少女)たちが奇しき運命のもと邂逅離散して悪と闘う」
という典型的なヒーロー物の原点というべき作品です。
「ここは、俺が食い止めるお前たちは、先にいけ!」とか「囚われた仲間を救いに行く」とか
「ライバルとして戦った者同士が仲間になる」とか「ぽっちゃり系の三枚目キャラがいる」とか。
戦隊モノでよくあるパターンがたくさん。
ドラマになるべき定番って、必要だからこそ存在するんだなあとあらためて思いました。

あと、囚われた仲間を救うというお決まりのパターンが。。。
そのシーン、はりつけなんですよ。囚われた人が磔になっているんです。
「磔!」(本来は牢に幽閉)。
もう、コユキキミ大興奮でした! 
磔になっている仲間を救うって、定番のシーンですが、自分の中では「ザ 戦隊モノ」というべきシーンなのです。
自分の記憶の中では、子供のころのテレビタイム、特撮やアニメをよく見ていました。
その中でも3週間に一回くらいは磔シーンを見ていた気がします。
その磔シーンはギリシア神話のアンドロメダが一番美しいとは思っていたのでしたが、歌舞伎でもあったのがうれしかったのです。
(本来は幽閉なんですけどね)←友人に言われた。
その磔がうれしくて「そうだよねー。はりつけだよねー。そこは絶対!!」と主張してたら、その友人には「磔で目を輝かすなー!」と怒られました。

ホント戦隊モノだったよー。

あと、それから「見得」
とにかく「見得」
「見得」大事

いっぱい「見得」が見れて楽しかったです。
見得は、何度きってもいい! 3人5人8人といろいろなパターンを楽しみました。
そして最後にはラスボス含めて、9人の見得。。。たのしー。。

ああ、なんと美しき様式美。

歌舞伎はとにかく楽しいです。