2014年の10冊!

2014年に読んだ本の中でこれはと思う10冊を選んでみました。
なかなか難しかったです。
ノンフィクションが多めですねー。。。

  • 創作の極意と掟(筒井康隆)
    筒井康隆氏の作品の中で、「残像に口紅を」や「ロートレック荘事件」が大好きだ。(「霊長類南へ」も好きですが)。氏の作品における文学的な実験がどういう試みで書かれたものかが、詳しく書かれている。書きたいテーマがあって小説を書くのだ。と同じくらいの実験的小説がもっといろいろあるべきなのかと。演劇や音楽には実験的なものがあるのだから、実験的小説ももっとあるべきだなあと思った。読むのしんどそうですが。 それにしても「筆舌に尽くしがたい」・・・使いたい言葉なのになあ。。。
  • UNDERGROUND MARKET アービトレーター (藤井太洋)
    ネタバレ 小道具が好き。ばんそうこうとか手袋とか。。世界がとても好きなだけに、もっと大きな事件でこの世界を感じたい。続きを読みたい。
  • 天冥の標 2 救世群 (小川一水)
    (ネタバレ)ヒトなんて歴史上では、ただの駒だと、つくづく思います。 個人的には、1巻のときからの、お気に入りのフェオドールの変遷が楽しいです。血肉をともなって戻ってきて、成長して、再構成して、持ち帰りサイズになって、デスクトップにお座り。
  • 南極点のピアピア動画 (野尻抱介)
    (ネタバレ)「初音ミクまん」ってこうして出来たのね。 鹿野司さんの「サはサイエンスのサ」を読んだときに、なぜニコニコ動画は素晴らしいのかということをある程度理解したつもりになっていた。その生半可な理解がこの「南極点のピアピア動画」でどっかんと爆発した。いやすみません。自分甘かったです。日本人すごいわ。 「大義名分きたー!」という感じのノリで、一つのものというか何かが作られていくプロセスが実感できるのが楽しい小説。というのが前半。それをすべてあさってにぶっ飛ばし、「日本人は異性文明とのファーストコンタクトよりkawaiiが大事である」に持っていくところがものすごい! あとクジラがかわいいです。「くぉーきゅいえーい」
  • スーパー戦隊戦士列伝 赤の伝説
    戦隊モノのレッドの立ち位置が面白い。リーダーとしてのレッドは当然だが、メンバーをスカウトして戦隊を作ったレッド。血縁関係のものは、父親代わりの長兄がレッドとか、才能にあふれた末っ子がレッドとか。すでに組織が出来上がっていた中に、真打登場としてレッドが追加パターンとか。。コピーも楽しい「ヒーローになっちゃったサル顔の一般市民」「夢は世界一の餃子をつくること。ダイ族の血をひく気力の男」「5人兄妹の父親代わりもつとめる理科の先生」一番好きなのは、「これにて一件コンプリート。メガロポリスは日本晴れ」なのですが。
  • 宇宙へ行きたくて液体燃料ロケットをDIYしてみた: 実録なつのロケット団 (あさりよしとお)
    堀江貴文氏の印象がものすごく変わるー。ただのロケット好きのおっさんなんだなー。他のメンバーも特別扱いしていなくて、一緒に楽しくロケット作りをしている様子が眼からウロコだった。。。 それから火炎放射器になっちゃう理屈が。。わかった時には面白かった。思わず笑ってしまった。。。
  • 僕は自分が見たことしか信じない 文庫改訂版 (内田篤人)
    「岡ちゃん(岡崎慎司選手)は僕が後ろに入ると完全に使われるタイプになる。(中略)フリスビー犬みたいな感じ。パス出して、行って来い、みたいに」とか「俊さん(中村俊輔選手)は本当にすごい人だな(中略)『なんだかんだ中村俊輔』なんだ」 という感じで、あちこち内田選手らしい、言葉がちりばめられています。彼の言葉でかかれた良いエッセイです。 「共に生きよう」というメッセージを彼が発信した経緯とか、GKのノイアーにドイツ語をチェックしてもらうところとか。 良い話が満載です。
  • 母は娘の人生を支配する―なぜ「母殺し」は難しいのか (斎藤環)
    ようするに、人間は長く生き過ぎなんだと、繁殖して子供が15歳くらいになったら、親が寿命で死んでいくような世界ならこんな問題はおこらない。というそれを言っちゃあおしまいよ。的な感想を抱いてしまった。つまり結論はどうしようもないということなのです。。例として引用される本や漫画の数々が読んでないー。ものばかりで。いろいろ感じ入ってしまった。
  • エマ 10巻 (森薫)
    最期のパーティが良かった。みんな楽しそうだった。庶民の楽しみってそういうものだったのだろうなあ。。と。。。生活を活写している感じがとても好きだ。
  • 東京フラッパーガール 1(杉浦絵里衣)
    とても楽しく読んだ。あっという間にタイムスリップした気分。。環が巻き込まれていく事件も気になりますが、葛葉との進展具合にやきもきやきもき。。。。 環は虐げられる女性たちの代弁者なのでしょう。環がやりたいことをして、言いたいことを言ってくれるとスッとします。