過去の風景を組み合わせて

 「彼女は平気でウソをつく」は、過去の風景を、組み合わせて作りました。

 カメラマンの親戚が小学生の試合を見に来たことがあります。私の兄弟を写しに来たのです。彼は、料理などを撮影するのが専門の方で、特に用意せず、気軽に訪れたようでした。
 試合が始まると、彼はライン際を移動しながら撮影していました。試合が終わったころには非常に疲れた様子で、荒い息をしていました。「でも、楽しい!」と言っていました。彼の写した写真はモノクロで、走る三人の少年が等間隔に配置された写真や、ジャンプする少年の写真など、ちょっと格好良かったのでした。

 そしてサッカーの試合を見に海外に行ったとき、写真を撮る方とご一緒しました。
 試合の間、彼女はずーっとカメラのファインダーをのぞいているのです。どうしてチケット代払っているのに、自分の目で見ないんだろう。と不思議に思ったのを覚えています。
 でも、彼女が写した写真は本当に素敵で、今なお自分の宝物となっています。
 こんな二つの記憶が、前半の「彼女は平気でウソをつく」の原形となりました。

 さて、後半の「彼は部屋をキレイにする」では、堀越慎二が、彼女を家に連れてきます。
 彼女なんか、家につれてこないよー。と、感じる人は多いだろうと思うのですが、私の実家の者(私以外)は、何かと家に人を連れてくるのが好きで(まさに堀越家状態!)、私の兄弟は平気で彼女を家につれてきていたのです。
 それゆえ、私は、「土曜の午後、なぜに兄弟の彼女とお茶をせねばならん」みたいな状況に追い込まれるヒトだったのです。
 そんな、思い出の一部を変換させて、つくったのが、「彼は部屋をキレイにする」です。

というわけで
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