群雛2月号、感想文です。。

「むささびレディは君のために翔ぶ」で参加させていただきました群雛2月号ですが、紙の本がとどきました。
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うー。。。
気分があがりますね。自分の筆名が表紙に載るというのは格別です。
同人誌を作っていたのも、昔のことだし、純粋に嬉しいです。

さて、
この本の特徴としては、この一冊では終わらないということでしょうか。。
これも読みたいな、あれもという感じで、作品への興味が、ここを起点に広がっていきます。。

一部になりますが、感想をのせます。(小説のみです)

「群雛 (GunSu) の創刊に寄せて」
 そうか、電子書籍(ebook)とは、webの上に覆いかぶさった薄皮のようなものであったか。時代にひっかかって、その表現に巡り合えたことを心より感謝する。私もその薄皮の上でああだこうだと嘆いている。その行為を芸術と呼んでいいのだと少し胸を張るような気分に。。。

「君には傘がよく似合う」
 たんたんと進んでいく世界と静かな二人を楽しむ。何か事件が起こって話が続くことを期待してしまう。でも、ここで終わるからこの話は良いのだろう。それから個人的に料理ができる男性はいいなあと。。こんなことを書いては失礼なのかもしれないが、有川浩さんの「植物図鑑」を思い起こした。

「Fantasica Song 1」
 女の子たちがきらきらしている。ワクワクするような学園生活の滑り出し。主人公の「さら」を含め女の子たちの名前がひらがなで、地の文章と混ざってしまって、一瞬混乱。そこがちょっと残念だった。

「花壇のアトリエ(センチメンタル)」
インタビューには、「二人の女性の傷が癒やされていく様を描いています(中略)このあと物語は、二人の女性がどのような悩みを抱え、如何にして共有していくかという本題にはいっていきます」と書いてある。。サンプルでの情景描写が印象的だっただけに、二人の悩みはなんなのだろうと、ものすごく気になった。

「彼と僕の大事な恋人たち」
システムにおぼれていく主人公。これは誰にでもおこりうる。わたしだって、パズルに弱くてそれに没頭すると、家事も育児も仕事も美容もすべて放り出してしまう。日常というものがぼんやりしたどうでもいいものに思えてしまうのだ。そんな感じをよく描いているなあと思った。そしてまた佐伯さんいいキャラクターだな。とも。ただ、個人的には、自分の過去なんて振り返りたくない。過去の恋人との思い出を文章化して検索できるようにするっていうのは、人にとって拷問ではないのだろうか。

「さんざんなロスタティクル」
 既読
 主人公が記憶喪失。ミステリアスな事件のとっかかりはきっちり。私のお気に入りのキャラクターが出てくる前にサンプル終了ですかー。。
 

「かぐやの誓約」
インタビューを読んで、なんで「誓約」がつくのか納得する。竹取物語はいろいろな読み解き方がある物語なのではないでしょうか。古典として読むべきかファンタジーとして読むべきか。うむむむ。。。
 
「落語り帳 春寄席(落語り帳シリーズ)」
いきおいでグイグイ読める。よいところで落ちてる。さすが。いつでも読めると思って手を出さないでいたもの。これを機会に購入。

「彼女たちの本領」
ロバート・A・ハインラインの「宇宙の戦士」Starship Troopersを思い浮かべながら読んだ。でも、←これは、パワードスーツだから、空挺歩兵に近いのは、映画版のほうかな。。。ともあれ読んでみよう。。

「こくいきさん ~一~」
インタビューには「佐和乃の激情が招いてしまう逆境からの逆転劇」とあり、読んでいく限り、主人公はそんなタイプではなさそうなのになあ。と思っていましたが、伏線ありました。やはりその逆境からの逆転劇、気になります。

「ピヨ一号二号のこと」
屋台、ひよこ、豚バラ。なんか、もうそれだけでいい。頭の中に、夜祭りができあがる。そうなると、あとは作者の世界にのっかって、主人公の目になっていけばいい。
もっといろいろ読みたいので、次回作楽しみです。

「トリオソナタ」
これから主人公と音楽のかかわりがどう書かれていくのだろうと思う。音楽にかける青年の姿を、当時のウイーンを背景に描くというのはとても魅力的だ。まず、音楽修行者という体験しがたい世界が描かれている。ウイーンという音楽の都の日常が、描かれているのもいい。と思った。

簡単ですけれど。。以上です。。。